知らなかったでは済まない産業廃棄物の排出者責任

廃棄物の処理及び清掃に関する法律」では、産業廃棄物の処理責任は排出した事業者にあるとされています。排出した事業者が自ら処理する必要があるのですが、すべてを事業者がまかなうことは困難。そのため、都道府県の許可を受けた運搬・処理業者へ委託することが定められているのです。このときに注意したいのが、業者選定。委託した業者が適切に管理・処理していないといった問題が起こると、処分業者だけでなく排出者まで責任を問われ、撤去費用などの負担が求められることになるのです。

不法投棄・不適正保管で生じるトラブル

産業廃棄物が不法投棄・不適正保管されると、その土地だけでなく周辺地域への環境悪化も懸念されます。水質汚濁や土壌汚染などは、人々の生活や健康への影響が小さくありません。

不法投棄・不適正保管の背景には、産業廃棄物処分場の慢性的な不足、処理コスト、不正軽油の密造による有害廃棄物の発生などがあり、大小あわせて年に1,000件以上も起こっているのが実情です。これらの不法行為が行われた場合、産廃業者だけでなく、その廃棄物の排出者であり、不法行為を行う業者に依頼した企業も厳しくその責任を問われることとなります。

業者選定ミスで賠償責任が生じることも

不法投棄が行われたとき、投棄者は特定できないことがほとんどですが、投棄された廃棄物から排出者が特定できることがあります。そのため、不法投棄を行うような悪質な処理業者に委託してしまうと、その責任が自分に降りかかってくることになるのです。

排出者責任をきちんと果たすために

上記のような事態に陥らないためにも、きちんとした産業廃棄物処理業者を選び、委託することが重要です。産業廃棄物の運搬と処理それぞれに必要な許認可が取得されているか、また、これらの許可証だけでなく、信頼のおける業者であるかを見極めなくてはなりません。なお、法律では、排出者から産廃業者への委託時には書面で契約を結び、処理伝票(マニフェスト)を書面で発行、回収、照合することが定められています。また、産業廃棄物処理業者へ委託したとしても、廃棄物がきちんと最後まで処理されるのを見届ける必要があります。

誤った業者選びをしてしまうと、二重三重のコストがかかるばかりでなく、社会的責任すら問われかねません。業者選定についてのヒントについては、業者選定のポイントでご紹介していますので、ぜひ参考にしてください。信頼の置ける産業廃棄物処理業者を選ぶことでトラブルを回避し、安心して事業者としての責任を果たしましょう。

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